Artists in SEA - アート & アーティスト in 東南アジア

東南アジアのアート、アーティスト達、アートスポットについて。シンガポール、マレーシア他。広く浅く。

カテゴリ: Cambodia

カンボジアの画家、作家。
幼少の頃より絵画の才能を発揮し、両親によりSchool of Cambodian Artsへ送られる。そこで伝統的な絵画を学んだ後、プノンペンの米国大使館で勤務。その後1957年にフィリピンに半年滞在し絵画と本の出版を行い1963年から1967年にかけて米国に滞在、アニメ映画製作を学び、自身の作品"The Wise Rabbit" が1967年にWalt Disney主催による学生コンペで優勝する。その後当時の国王ノロドム シハヌークに肖像画の依頼を受ける。自作のギャラリーをもち自身の絵画を展示していた。クメールルージュにおいて命を落とす。

Village Scene 1960
Nhek Dim Village Scene (1)





NPOであるPhare Ponleu Selpak(PPS)が運営するサーカス団。1994年、難民キャンプのアートセラピーを経験した9人の青年とフランス人教師により設立。PhareのアーティストはバッタンバンのPPSのクラスの卒業生または学生たち。
なお現在サーカスの活動はシェムリアップを拠点にしており、観光客や地元の人々を集めている。


Phum Style 2005
Phare (2)


カンボジアの画家、作家、人権活動家。クメールルージュにおけるS-21キャンプ(現在トゥール・スレン虐殺犯罪博物館となっている場所)での生存者7人のうちの一人。
パゴダで教育を受けたが、両親は離別し、兄弟と貧しい生活を送ったため正規の教育を受ける機会は得られなかった。パゴダで内部の壁に描かれた絵を見ながら絵画に関心を持ち始めた。17歳から21歳にかけては僧侶となる。家庭において一人は僧侶となるのが当時の慣習であった。その後働きながら家族を支え、1965年に絵画の学校へ通い始める。自転車を買う余裕もなく遠方から徒歩で通ったが、2年後には絵画によりお金を稼ぐようになる。
1978年、突如逮捕され、S-21へ送られる。
彼の画家及び作家としての作品は、トゥール・スレンにおける経験よりクメールルージュによる悪行を明示している。また、カンボジアにおける卓越したアーティストとして、ジェノサイド後のアートの復興にも大きく貢献した。

The commandant, also known as Painting Pol Pot for Duch 1996
刑務所の司令官DuchとS-21の光景を描く。
VannNath (1)


プノンペン(カンボジア)生まれの写真家。独学で写真を学ぶ。


爆弾の池
戦争の記憶を。親は教えてくれず自分で不思議に思い調べて知る。直接的な悲惨な絵ではなく一見美しい風景の絵ゆえにじわじわ響く。

カンボジアプノンペン生まれ。彫刻、パフォーマンス、インスタレーション等々多様な作 品を制作。プノンペンの Royal University of ine Artsで学ぶ。国内の主要な施設で展覧会を開 催。2010年、カンボジア女性の権利や社会的立場の向上のために芸術活動を通じ貢献した 女性に贈られる「You Khin Memorial Women's Art Prize」を受賞。
個人的な経験・記憶と、急速に変化するカンボジアや、身の回りで起こる変化・環境との関 係性を表現する作品が多い。

天使の小屋 2011
TithKanitha (1)



このページのトップヘ